shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「甘い蜜の恐怖」 『ウルトラQ』制作第10話

「甘い蜜の恐怖」
ウルトラQ』制作第10話
1966年2月20日放送(第8話)
脚本 金城哲夫
監督 梶田興治
特技監督 川上景司

 

もぐら怪獣 モングラー
身長 50m
体重 2万t
モグラが伊佐山農事試験場に保管されていたハニーゼリオンを食べた事で巨大化した姿。
自衛隊の攻撃を受けて地中深くに潜ると富士の火山地層に衝突した。
名前の由来は「モグラ」からと思われる。劇中では「大モグラ」と呼ばれた。

 

「小さな心の歪みがこういう事態を引き起こさないとも限らないのです。何故なら、アンバランス・ゾーンはあなたの身近に、いや、あなた自身の心の中に存在するのです」

 

時間の短さ故にやや掘り下げきれていない部分もあるが「巨大怪獣と人間の戦い」と「愛憎渦巻く事件の真相」を上手く融合させた話となっている。

 

モングラーの場面は東宝作品からの流用もあるがスケールの大きな絵になっていて見応えがある。また、怪獣による被害をしっかりと描いているのもポイントが高い。

 

木村と愛子と伊丹の話は犯人と動機がすぐに分かってしまうと言う弱点はあるが短い時間で3人の関係をしっかりと見せていた。
伊丹は競争相手である木村の学会進出が妬ましかったと言っていたが最後の最後になってようやく愛子への秘めた想いを吐露する。負けず嫌いの彼にとって恋愛での敗北は自身の破滅を選択できるほどの耐えられない屈辱だったのだろう。

 

一平が初めてセスナを操縦するが、まだまだ経験不足で危なっかしかった。

 

モングラーが巨大化した原因は脚本では「ラゼリー・B・ワン」と言う薬品だったが『ウルトラQ』のスポンサーが武田薬品になったので「ハニーゼリオン」へと変更された。

 

今回の話で梶田監督は『ウルトラQ』から離れて東宝に戻った。

 

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