shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「育てよ! カメ!」 『ウルトラQ』制作第11話

「育てよ! カメ!」
ウルトラQ』制作第11話
1966年2月6日放送(第6話)
脚本 山田正弘
監督 中川晴之助
特技監督 小泉一

 

大ガメ ガメロン
身長 99cm
体重 1t
小学生の浦島太郎が育てていた亀が巨大化した姿。スピードメーターやウインカーが付いていてマッハ3で空を飛ぶ。
太郎を竜宮城へと連れて行くが、怪竜の吐いた光の矢に撃墜されてしまった。
名前の由来は「亀」からと思われる。劇中では単に「亀」と呼ばれた。

 

竜宮人 乙姫
身長 不明
体重 不明
竜宮城に住む女の子。太郎の嘘を注意し、もう嘘を吐かないと言う条件で玉手箱を与える。

 

万蛇怪獣 怪竜
身長 20m
体重 500t
乙姫の乗っていたロケットが変身した姿。口から光の矢を吐いてガメロンを撃墜した。
海底軍艦』のマンダが使われていて、肩書きも「万蛇(マンダ)怪獣」となっている。劇中では名前は呼ばれていない。

 

「僕の空想、竜宮旅行。5年2組浦島太郎」

 

ウルトラQ』の中でも最も解釈が難しい話。
大人達が出る現実部分と子供だけが出る空想部分とに分かれていて、学校の先生や両親やギャングや警察がどんどん振り落とされていく中、子供の浦島太郎だけが空想の世界へと深く入り込んでいって遂には子供の乙姫がいる竜宮城へと辿り着く。

 

太郎は虚言癖のある子供と扱われていて、飼っている亀も小さいままで、退屈な学校生活と言う現実が続くのだが、そこからギャングと同行する事になり、亀が大きくなって壁をすり抜けたり空を飛んだりして、遂には竜宮城と言う空想の世界へと辿り着く。
しかし、太郎の思い通りになったのはここまでで、竜宮城にやって来た太郎は乙姫にコテンパンに倒されてしまう。乙姫に玉手箱を貰って現実へと帰るが玉手箱を開けても何も変わらず周りの大人達にやはり虚言癖があるのだと思われてしまう。こうして空想に希望を抱いていた少年は空想に裏切られて退屈な現実を無気力に生きる事となる。つまり、心が老化してしまったのだ。
太郎は夢の世界に生きているように見えるが、竜宮城に行ってやる事が社長になるだの銃器を買い集めるだのと「夢が無い」。結局は空想の世界に裏切られてしまうのも太郎の夢が空虚なものだったからと考えられる。

 

今回の話から特技監督東宝の小泉一監督が参加している。

 

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