shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「ガラモンの逆襲」 『ウルトラQ』制作第26話

「ガラモンの逆襲」
ウルトラQ』制作第26話
1966年4月17日放送(第16話)
脚本 金城哲夫
監督 野長瀬三摩地
特技監督 的場徹

 

宇宙怪人 セミ人間
身長 180cm
体重 150kg
ガラモンを使って地球侵略を狙う遊星人。物体を遠隔操作出来る装置を使って天体物理学研究所からガラモンの電子頭脳を盗み出し、その後はトラックをヒッチハイクして宇宙船が待機している群馬県の榛名湖へと向かった。
ガラモンを操って東京を破壊するが、万城目達に見破られて電子頭脳を取り返されると正体を現して逃げようとするが湖から現れた宇宙船に処刑されてしまった。
それにしても「セミ人間」とは凄い名前だ…。劇中では「遊星人」「宇宙人」と呼ばれた。

 

隕石怪獣 ガラモン(2代目)
身長 40m
体重 6万t
ガラダマに積まれた遊星人のロボット怪獣。今回は9体が飛来して東京を始めとする世界各地で破壊活動を行った。
再び万城目達に電子頭脳の電波を遮断されると口から液体や泡を出して活動を停止させた。
身長40mとの設定だが、東京タワーを掴んで破壊する場面があるので、150m以上の個体もいたと考えられる。

 

「平和な大宇宙の静寂を破って飛ぶ巨大な隕石群。人々はそれを「ガラダマ」と呼んで怖れていた。ロボット怪獣ガラモンを積んだガラダマが青い地球に向かって飛んでいるのです!」

 

関東一円に特別緊急避難命令が発令され、実際に東京にガラダマが飛来して大惨事が起き、さらに複数のガラモンによって街が破壊されると『ウルトラQ』の中でも破壊規模の大きい話となっている。
今回はオプチカルプリンターによる合成や識別用のマーキングを使ってガラモンが複数いるように見せる事でスケールの大きな侵略話を作る事に成功している。

 

ガラダマ」では遊星人はガラモンを使って何をしたかったのかよく分からなかったが、今回の話を見ると、まずガラモンを宇宙各地に送り込んで勝手に破壊活動をさせて、それが失敗したら次は自分達の手で直接侵略活動を行うと言う計画だったようだ。

 

天体物理学研究所によるとガラダマの東京到達時間は「8時48分」なのに、牛島がトラックで聴いたラジオでは「11時48分」となっている。細かい部分だが、連続した場面だったので気になった。

 

今回の話は電子頭脳を盗んだ遊星人とそれを取り返そうとする万城目達の戦いとなっているが、追跡者である主人公の万城目達ではなく、逃亡者である敵の遊星人を中心に描いている。その為、地球侵略を狙った悪人ではあるが、最後に仲間に処刑される姿は可哀相に思えた。

 

途中で子供達がトラックに乗せてほしいと出てくる場面が唐突で、その後も子供の一人が勝手にトラックに潜り込んで電子頭脳を目撃してしまうのも強引で残念な展開だった。

 

遊星人を演じた義那道夫さんの中性的な雰囲気が遊星人の不思議さとマッチしていた。

 

今回の話が野長瀬監督の『ウルトラQ』最終作となっている。

 

twitter.com