shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「地底超特急西へ」 『ウルトラQ』制作第28話

「地底超特急西へ」
ウルトラQ』制作第28話
1966年3月6日放送(第10話)
脚本 山浦弘靖・千束北男
監督 飯島敏宏
特技監督 的場徹

 

人工生命 M1号
身長 2m
体重 180kg
相川教授達が科学の力で生み出した人工生命の第1号。まだ不安定な状態なので高圧ボンベで圧縮されていたが、大坂の研究所に移送される途中で誤って地底超特急いなづま号に持ち込まれてしまい、カメラのフラッシュの影響で細胞分裂を起こしてゴリラのような姿へと進化を始めた。人間程度の知能指数を与えられていて、わずかな時間で「ワタシハカモメ」と人間の言葉を発するまでになる。
いなづま号の暴走により北九州駅に設置された車止めを突破して宇宙にまで投げ出されてしまった。

 

「あと15分で発車します。地底超特急いなづま号に乗って最高時速450kmの旅が始まるまであと15分です。そうです…。事件はこの15分間に起こったのです…」

 

濃いキャラクター達によるドタバタ劇、地底超特急と言う近未来のシステム、早いテンポでコミカルな展開、と『UNBALANCE』時代にあったSFドラマの雰囲気は無くなったが、次作『ウルトラマン』のような陽性の作風がここで出来上がっている。

 

今回はギャグ漫画のような作りになっていて、最後にいなづま号が車止めを突破して駅とその周辺が爆発し、そのまま宇宙へと飛び出してしまうのもギャグ漫画のオチとして見た方が良いと思う。

 

ウルトラシリーズには超高速の乗り物が何度か出てくるが、今回のいなづま号ほど速さを映像で感じる事が出来る乗り物は他に無いと思う。

 

イタチの稼業は靴磨きとなっている。今回の話は地底超特急や新東京駅と言ったように近未来を舞台にしていながら登場人物は制作当時の雰囲気となっていて、ちょっと違和感があった。

 

宇宙に飛び出たM1号が喋る「私はカモメ」は1963年に女性で初めて宇宙飛行を成功させたソビエトの宇宙飛行士テレシコワの言葉が元ネタ。因みに、どうしてテレシコワが「カモメ」と言ったのかだが、それは彼女の乗った宇宙船のコールサインが「チャイカ(カモメ)」だったかららしい。

 

今回の話が『ウルトラQ』の制作最終回。
万城目達の出番も少なくてあまり最終回らしくないのが残念。

 

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