shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「怪獣無法地帯 -レッドキング マグラー チャンドラー ピグモン スフラン登場-」 『ウルトラマン』制作第6話

「怪獣無法地帯 -レッドキング マグラー チャンドラー ピグモン スフラン登場-」
ウルトラマン』制作第6話
1966年9月4日放送(第8話)
脚本 金城哲夫上原正三
監督 円谷一
特技監督 高野宏一

 

どくろ怪獣 レッドキング
身長 45m
体重 2万t
多々良島で最強の怪獣。とにかく暴れ回る。
チャンドラーとピグモンを倒し、マグラーを怖れさせるが、ウルトラマンに投げ技で倒された。
赤くないのに名前が「レッドキング」となっているのは『科学特捜隊レッドマン』に登場する最強怪獣が元ネタだかららしい。

 

地底怪獣 マグラー
身長 40m
体重 2万5千t
多々良島に生息する怪獣。普段は地底に潜んでいる。強力な尻尾を武器に暴れる。
チャンドラーを倒したレッドキングに恐れをなして逃げた後、今度は科特隊の前に姿を現すがナパーム手榴弾によって倒された。
科特隊出撃せよ」のネロンガの着ぐるみを改造している。

 

有翼怪獣 チャンドラー
身長 36m
体重 1万5千t
多々良島に生息する怪獣。大きな翼で突風を起こす。
レッドキングに噛み付くが逆に右側の翼を引きちぎられる。最後の場面で「怪獣は科特隊に退治された」と説明されているので、出血多量で力尽きたか、科特隊に止めを刺されたと思われる。
ウルトラQ』の「ペギラが来た」「東京氷河期」のペギラの着ぐるみを改造している。

 

友好珍獣 ピグモン
身長 1m
体重 10kg
多々良島に生息する怪獣。人間にも友好的で負傷した松井所員を助けた。
松井所員達を守ろうとレッドキングに立ち向かうが岩を投げつけられて倒された。
名前の由来は「ピグミー・モンスター」かららしい。今回の話に登場した怪獣はピグモン以外は劇中では名前は呼ばれていない。『ウルトラQ』の「ガラモンの逆襲」の着ぐるみを改造している。

 

怪奇植物 スフラン
身長 100m
体重 8t
多々良島に生息する食肉植物。蔦を巻き付かせて獲物を襲う。
測候所所員の命を奪い科特隊にも襲いかかるがスパイダーショットによって焼き切られた。

 

地震と火山がこの島の自然を狂わしたんです…。2年半振りに帰ってみたら、まるで有史以前の恐竜時代に舞い戻ったような怪獣達の弱肉強食の舞台になっていたんです…」

 

ピグモンやスフランも含めると一挙に5体もの新怪獣が登場する一大娯楽作品。

 

キング・コング』の髑髏島を彷彿とさせる話でチャンドラーを倒したレッドキングキングコングのようにドラミングをしている。ひょっとしたら、レッドキングの肩書きである「どくろ怪獣」も『キング・コング』の「髑髏島」が由来なのかもしれない。

 

ジェットビートルとの遭遇や風船爆弾の爆発と言った「高さ」を使った場面があるレッドキングは頭を小さくして下半身や尻尾を太くする事で遠近法を使って高さが強調される造形となっている。
科特隊との戦いがあるマグラーは四足歩行型になっていて、地上にいるハヤタ隊員とマグラーの全身が一つの画面に収まるようになっている。

 

レッドキングとチャンドラーとの戦いでは赤い血が流れる流血戦となっている。円谷英二監督が子供に見せる作品で怪獣に血を流させる事を嫌ったと言う話があるが、息子の円谷一監督は怪獣に赤い血を流させたと言うのは色々と興味深い。日本における「怪獣」のイメージは円谷英二監督が中心となって作り上げたものだが、円谷一監督はそのイメージを変えようとしていたのかもしれない。

 

ウルトラマンレッドキング相手にネック・ハンギング・ツリーを仕掛けたのに驚いた。相手にかなりのダメージを与える技なので、レッドキングがこの後に投げ技だけで倒されてしまったのもネック・ハンギング・ツリーのダメージが大きかったからとも考えられる。

 

事件解決後に死亡した測候所所員達の墓が建てられるのだが、出来ればピグモンの墓も一緒に建ててほしかった。

 

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