shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「宇宙から来た暴れん坊 -脳波怪獣ギャンゴ登場-」 『ウルトラマン』制作第10話

「宇宙から来た暴れん坊 -脳波怪獣ギャンゴ登場-」
ウルトラマン』制作第10話
1966年9月25日放送(第11話)
脚本 宮田達男
監督 満田かずほ
特殊技術 高野宏一

 

脳波怪獣 ギャンゴ
身長 220cm~50m
体重 60kg~6万t
宇宙から来た「生きている石」で、2m以内にいる人間のテレパシーを受けて自由に姿を変える。ある男に盗まれて巨大な怪物へと変化する。男が瓦礫の下敷きになって意識を失った事で男の悪い心が乗り移ってしまった。
防衛軍やウルトラマンと戦うが、男が意識を取り戻して怪物の事を忘れると元の石に戻り、その後、ウルトラマンによって宇宙へと返された。
名前の由来は「ギャング」から。「ウルトラ作戦第一号」のベムラーの着ぐるみを改造している。

 

「うん。もしかしたら、自分の欲しい物になる魔法の石だよ!」

 

皆が生きている石に願うのが可愛い内容なので全体的にほのぼのとした雰囲気となっている。石を盗んだ男が生み出した怪物ギャンゴも愛嬌たっぷりで憎めないキャラクターであった。

 

石を盗んだ男の正体は謎のままであった。足を怪我しているので、それが原因で何か挫折を味わったのかもしれない。でも、イタズラの域を出ない事しか願っていなかったので、誰かを酷く傷付けようとか言う気持ちは無かったようだ。

 

ギャンゴによってジェットビートルを海中に落とされたハヤタ隊員はそのまま海中で変身し、ウルトラマンが海中から現れると言う珍しい登場シーンとなった。

 

ウルトラマンギャンゴの戦いはドラマの雰囲気を引き継いで遊びのあるほのぼのとしたものとなった。ただし、こういう戦いは意外と時間を食ってしまうので、実はカラータイマーも点滅していて、かなり危ない戦いでもあった。

 

ハヤタ隊員は意識を失った男を見て「この男が意識を失った途端、この男の悪い心がそのまま怪物に乗り移ってしまったに違いない」として、男が意識を取り戻して怪物の事を忘れない限り怪物はずっと消えないと説明したが、これはハヤタ隊員の判断なのか、それともウルトラマンが判断なのか…?
事件解決後に生きている石を宇宙に返そうと提案したのもハヤタ隊員の判断ともウルトラマンの判断とも見る事が出来る。

 

脚本の宮田達男さんが『ウルトラマン』に関わったのは今回の話だけとなっている。

 

東宝から「特技監督円谷英二だけのもの」とのクレームが入ったので、今回の話から「特技監督」のクレジットが「特殊技術」へと変更された。因みに東宝は翌年の『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』で有川貞昌監督を2代目の特技監督にしている。

 

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