shoryu51のウルトラマンレビュー

『ウルトラQ』から始まるウルトラシリーズのレビューを書いていくブログです。

「オイルSOS -油獣ペスター登場-」 『ウルトラマン』制作第13話

「オイルSOS -油獣ペスター登場-」
ウルトラマン』制作第13話
1966年10月9日放送(第13話)
脚本 金城哲夫
監督 円谷一
特殊技術 高野宏一

 

油獣 ペスター
身長 50m
体重 2万5千t
オイルを食べて生きる怪獣で、オイルを求めて中近東から日本へとやって来た。海中では青い怪光を放っている。口から炎を吐く。
科特隊が撒いたガソリンに誘われて姿を現すとそのまま製油所を襲うが、ジェットビートルのミサイルを受けて弱ると自ら起こした火災に巻かれて最後はウルトラマンスペシウム光線で止めを刺された。
名前は「ペトロリウム(石油)」と「スターフィッシュ(ヒトデ)」かららしい。劇中では名前は呼ばれていない。

 

「石油時代と言われる現代文明の裏側でオイルを喰う怪物が現れても不思議は無いだろう」

 

ミイラの叫び」に続いて今回も円谷監督が特撮も担当し、着ぐるみに2人が入って動かす怪獣ペスターが作られた。前回のドドンゴは前後に2人入る形で今回のペスターは横に2人入る形になっていて、同じ2人入るタイプなのに印象はかなり異なっている。『ウルトラQ』から『ウルトラマン』になって巨大怪獣を毎回登場させなくてはいけなくなったので、出来るだけ毎回違う怪獣を出そうと言う姿勢が見える。

 

アラシ隊員が科特隊法規第3条として「たとえ錯覚であろうと要請があれば一応調べる」と説明している。『ウルトラマンA』のTACに聞かせたい言葉。

 

自分のミスで事態が悪化した事に責任を感じたイデ隊員は作戦中に落ち込むわ自暴自棄になって無茶な行動をするわとメンタルの弱さを見せてしまう。
イデ隊員は自分が製油所の火を消そうと飛び出すが結果としてハヤタ隊員とアラシ隊員も消火活動からイデ隊員救助へと駆り出される事になり事態をさらに悪化させてしまった。
人間の力ではどうしようも出来なかった製油所の火災はウルトラマンのウルトラ水流によって鎮火させられた。今回の話のような事が積み重なって後の「小さな英雄」へと繋がっていく。

 

今回の科特隊は珍しくミスがある。イデ隊員の行動もだが、今回は特殊潜航艇を使えば良かった気がする。

 

今回の話はペスターが途中で力尽きてしまったので、クライマックスでは科特隊もウルトラマンも消火活動とイデ隊員の救助がメインとなっていた。おそらく炎を使った撮影が危険だったのでウルトラマンと怪獣の格闘をあまり出来なかったからと思われるが、怪獣退治がメインにならなかった事で科特隊とウルトラマンは単なる怪獣始末屋ではなくなった。

 

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